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2024/09/12

廃塗料の保管方法と安全対策 環境リスクを最小限に

廃塗料は、適切に管理されない場合、環境汚染や火災などのリスクを引き起こす可能性があります 。様々なシーンで使われる塗料の中には危険物に分類され、慎重に保管しなければならないものもあります。

正しい形で保管しなければ消防法違反として罰則の対象になるだけでなく、最悪の場合重大事故の引き金になりかねません。 そのため、廃棄する塗料の保管には、安全対策を徹底することが重要です。

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適切な安全データシート(SDS)を入手する

SDS には、取り扱う塗料、シンナーなどに含まれる化学物質の危険性(引火性や爆発性など)や有害性(急性毒性や発がん性など)のほか、 取り扱い上の注意点や緊急時に備えた応急措置の方法などが記載されています。 手元にない場合は、販売元などに問い合わせて入手しましょう。 そして、作業者がいつでも確認できるように、作業場の目につきやすい場所にSDS のコピーを置いておきましょう。

運転条件や使用物質を見直す

薬剤が揮発して作業者がばく露する、または引火のおそれがある場合、 塗装方法の変更や危険有害性の低い化学物質へ変更することにより、リスクを下げられる可能性があります。 また、薬剤の保管場所や作業場の室温管理などでも揮発量が変動する可能性があります。

万が一に備えて準備をする

塗料、シンナー等を大量に保有していると、出火した場合などに被害が拡大する恐れがあります。

薬剤の使用量は必要最小限にして、万が一の事態の対応方法も設計に盛り込みましょう。

ばく露・拡散防止

装置を密閉化するために、液体の移し替えには、専用のポンプを使いましょう。 作業位置は、風上となるようにしましょう。


また、溶剤蒸気をできるだけ吸い込まないような姿勢で作業することも重要です。 塗料、シンナー等の容器の蓋が開いていると、揮発したガスが作業場などに拡散し、引火や中毒のおそれがあります。 使用しないときはきっちりと蓋を閉めておきましょう。

まとめ

廃塗料の保管は、環境保護と安全確保のために重要です。 適切な保管方法と安全対策を実施することで、廃棄物によるリスクを最小限に抑えることができます。 塗料の種類や量に応じて、消防法や自治体の条例に従った対応が求められるため、これらのガイドラインを遵守することが不可欠です。 また、塗料の保管に関する具体的な問題がある場合は、専門家に相談することが推奨されます。



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https://heisei-industries.com/service/waste_paint/