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2024/09/12
エポキシ樹脂塗料とは?
エポキシ塗料の正式名称は「エポキシ樹脂塗料」です。 エポキシ樹脂塗料は「プラスチック素材」とほぼ同じ意味です。
エポキシ樹脂塗料は、優れた物理的および化学的特性を持つ塗料で、分子中に複数のエポキシ基を有する樹脂を主成分としています。 この塗料は特に耐水性、耐薬品性、付着性に優れており、多くの産業で広く利用されています。
エポキシ樹脂塗料は、硬化の種類によって常温硬化型と加熱硬化型に分類されます。 常温硬化型は、主に二液型塗料で高い防食性や耐薬品性が求められる大型鋼構造物、船舶、コンクリート構造物などに使用されます。 加熱硬化型は、粉体塗料等としてパイプ内外面や電気、電子部品等に使用されます。
エポキシ樹脂塗料の主な特徴
・耐水性
水を通さず、防錆の効果が非常に高いです。
・耐薬品性
薬品に強く、工場などの薬品を扱う環境での使用に適しています。
・付着性
金属やガラス、木材など多くの素材に塗装できます。
・絶縁性
電気を通さないため、電気部品のコーティング剤としても使用されます。
・耐熱性
熱に強いため、高温環境でも性能を維持します。
エキポシ樹脂のメリット
・用途が幅広い
エポキシ塗料はその性質の多さから用途も幅広く、さまざまな箇所で使用されています。 耐水性を生かした用途としては、屋外製品の下塗り塗料や水道管の内面コーティング、防錆鉄筋などです。 また、船や釣竿などの身近なモノにも使用されています。 耐薬品性にも優れているため、工場などで薬品を入れるタンクの内側の塗装として使用することもあります。
絶縁性も高いため、電気を通さない部分のコーティング剤としても使用されます。 さらには、接着剤としての機能も高く、建築の材料だけでなくテニスラケットやゴルフクラブなどのスポーツ用品にも使用されています。
しかし、エポキシ樹脂塗料は紫外線に弱い(耐候性が低い)というデメリットがあります。 そのため、屋外で使用する際はトップコートを使用して保護する必要があります。
・コストパフォーマンスが高い
エポキシ塗料は比較的価格が高いという特徴があります。 しかし、性能と耐用年数が高いため維持費や管理費があまりかからないのでコストパフォーマンスは高いといえます。 接着座として使用した場合、ほかの塗料の耐用年数は8〜20年であると言われていますが エポキシ塗料を接着剤として使用した場合は、約20〜30年といわれています。
エポキシ樹脂塗料は、その性能の高さから、建築材料、船舶、パイプ内外面、電気・電子部品など、さまざまな用途で使用されています。 塗装やペンキとして使用されるエポキシ塗料は単に色を塗るだけでなく、塗装の保護や接着剤としての役割もあります。 また、接着剤としても機能が高く、スポーツ用品などにも利用されています¹。
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